瀬川: 今、日本の子育てを変えなければ、子ども達に将来は無いと思った事がキッカケです。

具体的に言いますと、これだけいろいろな環境が激変しているのに、いまだに子育てに関しては躾(しつけ)を中心とした日本独自の育児の考え方がまだまだ多く、親が子どもの置かれている環境の変化に追いついていません。
例えば、少子化・共働き・核家族化と言うだけでもここ数十年で大きく変わっています。
さらに、情報化社会によって子どもでも簡単に親以上の情報を得ることができます。
社会に目を向ければ、地域社会の希薄化。 カミナリおやじに怒られることなんて、今はありません。
グローバル経済による、求められる人材の変化。
親御さんに子育ての負担が増す中で、躾(しつけ)に頼った子育てでは、子どもとの真のコミュニケーションは取れないと思ったんです。
それを強く感じたのが、仕事で海外を訪れた時です。
特に中東のイランでお邪魔した家庭での子育てには強い衝撃を受けました。
私がいつも言っている、 「子育ては、子どもが独立できるように支援していくこと」 と言う言葉につながるんですが、子どもに対して、何が必要かをしっかりと認識し、子どもの事を本当によく理解しようとしているんです。
日本は知らず知らずの内に世界の中の日本として世界との競争にさらされています。
これからの子どもは世界を相手にしなければなりません。
そこで、少しでも日本の子育てのお役に立てればと思い、この講座を開講することにしました。
初めは書籍で出すことも考えたのですが、本当に変わるためには本を読むだけではダメだと思い、セミナー形式で、尚且つ子育てに忙しいお母さんでも手軽に続けられるようにメール通信講座を採用しました。
「お母さんの為の心得講座」(メール通信講座)がインフォカート社の有料メルマガ 教養・生き方通信講座部門で第一位を獲得しましたが、どのような事が評価されたとおもいますか。
瀬川: まずは、手軽に学べる事でしょうか。
毎週メールで送られ来るテキストを自分の空いた時間にじっくりと読むだけです。内容も語りかけるように書いていますので、数分で読むことができます。
1冊の本や、DVDのような物ではなく、毎週送られてくるテキストにはテーマに沿って考え方(理解する)、事例(納得する)、行動チャレンジ(実践する) 3つの内容が盛り込まれていて、学び、納得して、実践する。 この3つのステップを繰り返す事で潜在意識に訴えるように作られています。
このスパイラルが、ただ話を聞いたり、本を読んだりするだけで「確かにそ〜だね」と思って終ってしまい、またすぐにいつもの生活に戻ってしまう従来のやり方と大きく違う所が、特徴でしょうか。
また、私には息子が一人いるんですが、正直言って、「もっとこうしておけば」と言う後悔ばかりなんです。
そんな私の実体験と反省、そしてコンサルタントとしての視点、心理学の観点から親としての心(潜在意識)を切り口にしていくことで、より受講した方が共感され、実際に変っていくことを実感して頂いている事が評価に繋がっていると思います。
親御さんの中で、ご自分が思っている以上に子どもを見る目が日々変っている事を認識している方はあまりいらっしゃいません。
それは、子どもの成長とともに大きくなる欲求と、人としての感情が大きく影響しています。
簡単な例を挙げますと、お子さんが初めて立ち上がったとき、初めてしゃべったとき、親はとても感動し、無邪気に褒め称えたと思います。しかし、子どもが成長していくと、初めて出来るようになった事でも、初めて立ち上がった時のように感動し、無邪気に褒める事をだんだんしなくなります。
その背景には、親の期待感(欲求)が、子どもの成長を上回ってしまい、悪くするとただ単にプレッシャーを与えるだけで、子どもの成長を認める事を忘れてしまうんです。
これはほんの一例ですが、親と言うのは知らないうちに子どもに対する見方が変っていくものです。
それ自体悪い事ではありませんが、子どもの成長とのバランスが取れない親御さんが増えています。
本講座はまず親である自分自身を知る事からスタートします。
受講するお母さんの心の変化に、子どもは敏感に感じ取ります。
その結果、お子さんの親に対する接し方にも変化が見られるようになります。
ちょっとした心の持ちようで、人は大きく変れます。
ちょっとした心遣いで、人は大きく変ります。
これは心得の一つです。
最近「潜在意識」と言う言葉を良く聞くようになりましたが、瀬川さんも潜在意識に着目されているようですが。
瀬川: 潜在意識についての詳しい話をしだすときりがないのですが、実は通常の生活の中では80%以上が潜在意識によって皆さんは行動しています。
つまり、無意識に行動しているんです。ここが大変重要な事で、よくお母さん方から、 「ついつい、イライラして子どもを怒鳴ってしまうんです」と言うご質問を頂きますが、これには、潜在意識が大きく関与しています。
『人は理屈より感情の方が強い』 いつも私が言っている言葉ですが、つまり分かっていても、ついつい感情が勝ってしまい、気がつくと先ほどの子どもを怒鳴ってしまう結果になってしまうのです。
子育てで言えば、皆さんは子育てについて、どうしたらよいかと言う事はある程度分かっています。 つまり理屈はわかっているのです。
ただ、それを実践できないから、後になって後悔してしまう。
私も何度となく経験しています。 そこで、子育てに迷いや悩みが出てしまいます。
それを邪魔しているのが「潜在意識」であり、可能にしてくれるのも「潜在意識」なんです。
「お母さんの為の心得講座」は、潜在意識に働きかける新しいコンセプトの講座と言う事ですが、どのような点が特徴なのでしょうか。
瀬川: まず初めに分かって欲しいのが、潜在意識は無理に変えようとすると抵抗する性質を持っていると言うことです。
無理なダイエットをすると必ずリバウンドしてしまうのも、潜在意識がダイエット前の状態に戻そうと作用するからなんです。
潜在意識は、今の状態の自動維持装置なんです。
そんな潜在意識を変えることは容易ではありません。
多くの素晴らしいセミナーや教育プログラムが最終的な結果を出せないのは、時間軸に問題があります。
潜在意識を変えるためには、時間が必要です。 心の体質改善のようなものです。
「お母さんの為の心得講座」は、毎週1回のテキストメールにより、頭での理解と体での実践を組合わせ、それを52週(12ヶ月間)という時間を掛ける事で、じっくりと確実に潜在意識に訴え、お子さんと接しながら、少しずつ潜在意識に訴えていきます。
「頭と体、そして時間を使って」と言う事ですが、もう少し具体的にお話いただけないでしょうか。
瀬川: 「お母さんの為の心得講座」は子どもを変えるためではありません。
受講していただくお母さん自身を変える為の講座です。お母さん自身が変われば、子どもは自然と変ります。
子どもにとって一番影響力があるのが、お母さんです。
受講していただくお母さんの潜在意識が変えることで、表情をちょっと変えて、しゃべる言葉をちょっと変えて、行動をちょっと変えるだけで・・・子どもはすぐに感じとります。
それは子どもが大人になっても変りません。
子育ては、親の心の健康が基本です。 しかし、自分の心は意外と自分では気付かないものです。
講座では、毎週テーマを決めて、そのテーマに沿った考えたとその週の行動目標を挙げています。内容は日常生活の中でいつも遭遇しているものばかりで、皆さん言われればすぐに納得するものばかりです。
ただ、それが分かっていてもついつい思ったような対応が取れない・・・。
だから、毎週じっくりと時間を掛けて、潜在意識に染み込むようにゆっくりと確実に進めて行くのです。
12ヶ月間と言うのは長いような気がするのですが。
瀬川: 確かに短くはないですね。しかし、目的は、親子で幸せな人生を送ることです。
いままでイライラしてついつい声を荒げていた場面で、冷静に子どもの為に対処できるようになるには、それなりの時間がかかります。
例えば、大変勉強になる講義を3時間(180分間)聞いたとします。
その時は大変良い話を聞いたと感動し、明日から、いや今から聞いたことを実行しようと誰しも努力します。
しかし、どれだけの人がその時の内容を続ける事ができ、変わる事ができるでしょうか。
1ヶ月、半年、1年と時間が経つとともに、元の生活に戻ってしまう事がほとんどです。
(私も何度も挫折しています。特にダイエット・・・)
1日の180分間と、3分の60日間は人生において、同じ180分ですが、心と体に与える影響は同じではありません。
お子さんが日々ゆっくりと確実に成長するように、お母さんも確実にゆっくりと日々変っていくことが、重要です。
それに、お互いの人生を考えたら、1年間は決して長くはありません。
逆にこの1年が親子の人生の中でとても密度の濃い1年になってほしいと思っています。
有難うございました。
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